メンテナンスサービス

GRITメンテナンス完了

ternのGRITメンテナンスは今回で最終回です!

前回の続きから。

残すところ変速の調整とヘッドパーツのオーバーホールで完了です。

まずはヘッドパーツのオーバーホールから先に片付けます。

さっそく分解していきます。

上ワン内グリスゼロー!

下ワンももちろんゼロー‼︎

こんだけ入ってなかったら逆に潔し。フォークコラムが錆びていないことが奇跡です!

スチールフレームは錆びることが前提になるのですが、出来立てほやほやのの未塗装フレームには防錆処理としてメッキを施すか、酸化被膜を施すかが一般的な処理になります。

ちなみにスチールフレームはメッキ、塗装、被膜処理どの方法としていてもいずれ錆びます。

メッキはメッキの上から、もしくは皮膜の薄いところから錆びてきます。

塗装の下地で酸化被膜処理をしていても長い年月をかけ塗装の隙間を水分が通り抜けゆっくりですが確実に錆びが発生します。一見すると塗装が綺麗にのっているように見えてもと膜にしたは錆びが出ていたなんてことは多々あります。

なので少しでもフレーム内、塗装下地に水分が侵入しないよう洗浄とグリスアップをしっかりやっておきましょう!

こういったパーツは取り付けられていた順番にしっかりと復旧するため、順番が入れ替わらないように写真に記録したり番号を振るなど工夫しておくと後々後悔しません!

フレーム側も綺麗に洗浄します。ヘッドチューブ内に少し錆びが見えますね。

グリス切れはやはり怖いです。パイプ内部の防錆処理がされていなかったら、パイ生地みたいにパリパリに劣化していきます!

極薄の軽量パイプでしたらすぐ穴が空いてしまいますね。

さて洗浄が完了したら組み付けていきます。

グリスを充填していきます。

組み付け時に溢れるくらいがちょうどいいのでたっぷり入れておきます!

クラウンレース側ももりもりで!

これでグリスアップ系は完了。

さて最後は変速調整してと考えていた矢先、リアホイールからシューーーと空気漏れの音、、、、

ヘッドのオーバーホール前に前後のタイヤに空気を入れておいたのに、、、

適正値で空気を入れてなんで漏れる?タイヤを外して確認します。

空気が漏れていたのはまさかのバルブホールの根本。おかしいなあ〜パンクしてるなんて話は聞いてないし、そもそも空気入れただけで漏れるか?

タイヤ側には不純物が刺さっていることもなくタイヤとチューブの間にもゴミが入り込んでいることはなかった。

リム側に何かあるのかな〜とリムテープを外しバルブホール付近を確認しようとしたら

リムテープの幅で隠れるか隠れないかギリギリのところに変な穴が!

リムの製造過程で開けられたと考えられるこの穴。そういえばバイト時代に販売していた自転車でおんなじような現象が起きていたような、、、

その時は販売前に全ての車両のタイヤを一回外しこの加工穴をビニテで塞いで販売していたことを思い出しました!

よし!穴塞ごう!

片方のホイールで4カ所。多いな。当時のリムでも2カ所だけだったのにと思いながら全て塞ぎました。

この上からリムテープを重ねタイヤを復旧させてみます。

適正空気圧を入れても空気漏れはなく問題なく収まりました!いやあ〜びっくりした。

当時の経験がなかったらどうしてたかな、、、同じ答えに辿り着いていただろうか?

経験しといてよかった!

さあこれでやっと変速の調整に入れます!

変速関係で言われていたのが、シフターの数字とスプロケットの段数が合っていない、変速してもカチャカチャ鳴ってなかなかギアが変わらないと聞いていました。

少し前にチェーンを交換した時からそんな症状が出始めたと。

きっとチェーン交換しただけで変速の調整はしてくれなかったんだなと思いながら、変速機のインナーケーブルとアウターケーブルを新品にして調整すればいけるだろうとこの時は甘く考えていました、、、

いざ!ワイヤー類交換完了!変速調整で作業完了!と調整を始め10分経過、、、20分経過、、、30、、、いや全然バチっと変速できない。

惜しいところまで行くのになぜ?という状態に。

まさか変速機が取り付けてあるディレイラーハンガーが曲がってたりするか?

念の為確認しておこう!

なかなか登場する機会の少ない工具登場!

写真のようにリアホイールの前後2カ所と上下2カ所に棒を当て4カ所のどの位置からリムに棒を当てても距離が同じに丸ように調整していきます!

結構ズレていたためすぐさま修正。変速が決まらなかったのはこれのせいか!

よし今度こそバッチリ決まるぞ!

変速の調整をして10分経過、、、(あれおかしいな)15分経過、、、(えっ!なんで?)

再度変則が決まらず、、、、なんで???

もう一度リアディレイラーを確認していくことに。

お分かりいただけますでしょうか?

プロの目をお持ちの皆様ならもうお気付きでしょう!

はい!もうその通りでございます!

これです!

チェーンの通すところ間違えてます!誰よチェーン交換したの!どこのショップさんですか?

最初に気がつかない私もダメですが、、、このチェーン交換でお金とったらダメでしょう。

気おつけましょう!某有名ショップさん!

こっちが正解です!ややこしいのはわかります。そっちを通したくなりますよね。

さあこれでもうバッチリ変速決まるでしょ!

再々変則調整。10分経過、、、なんで‼️変則決まらず、、、

おかしい、おかしいぞそんなに技術力落ちたか?

もう一回シフターからリアディレイラーからシフトワイヤーのルートを確認。

そしたら見つかった二つの原因。

⒈リアディレイラーが既に壊れている。

 よく見たらプーリーゲージが変形しているのがわかりました。

 これかあ〜と思いつつ、交換するしかないかな。というのが1つ。

⒉センタースタンドの固定部分が一部シフトケーブルに干渉している。

 まさかのセンタースタンドにシフトワイヤーが干渉していました。

 これはもう干渉している箇所をぶった斬るしか方法がなさそうです。

 もうやってみるしかないので、切る位置を間違えないよう切断します。

2から先に処理していきます!

 現状こんな感じ。

シフターの引きが重いなと思っていたらこれです。

センタースタンド台座があるのにこういうケーブルルートが干渉することを考えてものづくりをしないのはなぜなんだろうと思ってしまいます。

フレームを組み付けるショップ任せなのはちょっと不親切ですね。

加工していきます。

ワイヤが干渉するラインで切断し、センタースタンドの強度も落ちてしまうことも考慮しつつ切り落とす範囲は最小限にします!

センタースタンドの材質がアルミで助かりました!サクサク加工できました!

切断範囲を最小限に。上手く切ることができました!

さて早速組み付けてシフトワイヤーとの位置関係を確認していきます。

うまくかわすことができました!

ドキドキでしたが上手く加工できました。

これで2番はクリアです。

1番はもう新品に交換すれば完了です!

既存でついていたRDーM2000の製品が廃盤になっているようなので

9s用で新たに用意したのはRDーM3100 ALIVIO

シフターもチェーンもこの際新品に!グリップも新品にして!も赤字赤字の大サービス!

取り外したリアディレイラーがこちら

わかりにくいですが歪んでいますね。もっと早く気が付きたかった、、、

グリップ交換の写真ですが、なかなか硬くハンドルに入りにくかったため石鹸水をハンドルとグリップ内に塗布し滑りをよくしはめ込みました。

石鹸水のほか、普通の水、パーツクリーナーを使ってグリップをはめ込む方法があります。

水→石鹸水→パーツクリーナーの順でグリップの硬さによって使う使い分けるのがおすすめです!ただしグリップによってはパーツクリーナーを吹きかけると溶けてしまうものもあるので、少量づつかけるなど状況を確認しながら使いましょう!

変速調整は割愛。もう新品パーツを使っているので変速が決まらない心配はありません。

最後組み上がりの写真を載せましょう!

メンテナンス完了です!

苦戦した車体でした。もっと初期の段階で各所を確認していけばここまでならなかったかなと。

終わってみれば苦戦はしたもののとても楽しかったです!1つ1つ原因を探していき解決に向けて調整していく。それもこれもこれからまた長く大切に乗ってもらいたい!自転車を好きでいてもらいたい!という思いを込めてそれがどうか伝わるように。

今回もありがとうございました‼︎

また次回次はどんな自転車をメンテナンスできるのか非常に楽しみです!

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resfeber(レスフェーベル)とはスウェーデンのことわざみたいなものらしいです。”旅に出る直前の不安と期待が入り混じって絶え間なくドキドキしているような状態”のことを表します。 そんな気持ちをいつも心のどこかで感じてもらえるような、製品やサービスを提供していけたらと考えています。